[輪読会] 松原泰道 著 『百歳の禅語』

臨済宗・龍源寺住職。禅宗を通して青少年の教育に指導的役割を果たした。講演等では仏の教えを噛み砕いた分かり易い言葉で語りかけることで、各地で「語り部」として活躍。著書多数。平成21年、101歳で逝去。本書は百歳になられて、これまでの来し方を踏まえて改めて「禅語」について語られました。

 

<逆境から逃げてはいけない> ―― 心頭滅却すれば、火自ら涼し
苦しいことから逃げたら、どこまでも苦しみがついてきます。その苦しみや悲しみに打ち克つためには、その悲しみや苦しみに同化し、成り切り、徹することが大切なんです。
だから、悲しい時にはアーンアーンと思いっきり泣いたらいいんです。
苦しい時にはウーンウーンと苦しんだらいいです。

 

<当たり前を熟思する中に生きがいが生じる> ―― 眼横鼻直
「覚る」とは、この心の奥底で深くうなずくものであって、それが人生を豊かなものにしてくれます。ゆえに平凡な事実でも角度を変えて深く見つめることが大切ですね。
対人関係でも同じで、自分の気に入らないような人でも遠ざけずに、ちょっとアングルを変えて観察とすると意外と素晴らしい内容を持っているのに気付くことがありますね。

 

<出会いを大切にして生きる> ―― 一期一会
どこまでも学び続ける願いでいきたいと思っています。
その根拠になるのは、矢張り何事にも一期一会の気持ちを忘れないということ。
人に対してだけでなく、仕事に対しても一期一会。そう考えると情熱が持てますね。若返ることができるというものです。

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